Seitenbacher創業のきっかけは、「人々の健康に貢献したい」という想いでした
Seitenbacher Naturkost (ザイテンバッハ自然食品、以下、ザイテンバッハ社)は、1970年代に、
現在のオーナーであるWilli Phanennschwarz (ウィリー・ファンネンシュワルツ) により創業されました。
ウィリーは、Waldenbuch(ヴァルデンブーフ)という田舎町で父親の小さな製粉業で働いていましたが、
自然豊でストレスフリー、新鮮な食事を摂っれる田舎町で、
生活習慣病にかかる人が増えているという現状に胸を痛め、疑問を抱くようになりました。
Waldenbuchの街並み(出典:Region Stuttgart)
ウィリーは製粉業の経験を活かして研究機関とも連携をとりながらその原因を追求し、
ついに砂糖と穀物の精製方法に原因があるのではという結論に至りました。そこで、
使用する穀物を見直し、それを未加工に近い形で提供することによって、
白砂糖の使用をやめながら、酵素やビタミン、ミネラルなどの栄養を効率よく
摂取してもらおうと考えました。
しかし、ローフード、つまり加工が少ない食事は、当時の人々には
受け入れ難いものであったようです。多くの人々は未加工の穀物を
口にするということは、加工がしたくてもできなかった戦時中の食事の記憶
を蘇らせるもので、しかも、オーツ麦や小麦などの製粉前の穀物は、
畜産業の飼料として使用されていたので、人が口にするものではないというイメージが強かったのです。
そこでウィリーは、ローフードを美味しく食べれるようにと、
平たく押しつぶした穀物にドライフルーツやナッツを混ぜた商品を開発しました。
こうして、現在でもザイテンバッハ社を代表する商品の一つである「ミューズリー」が生まれました。
買ってすぐに食べる状態のミューズリー商品を発売したのはウィリーが初めてでした。
「狂気の製粉屋」からドイツ有数の自然食品メーカーへ
田舎のいち製粉業者だったウィリーは、創業当初は資金に余裕もなく、独学で
機械工学を学び、事務所にこもって研究開発に勤しんでいたため、街では「狂気の
製粉屋」と呼ばれたこともあったそうです。それでも、自身のアイディアを信じて
疑いませんでした。平日は朝から晩まで研究開発に打ち込み、週末はスーパーの
店頭で販売活動をするなど、まさに不眠不休の日々を送り、ウィリーのミューズ
リーは少しづつですが、着実に人々に受け入れられていきました。
こうした活動のおかげで、ザイテンバッハ社のミューズリーは、いつしか大
人気商品となりました。そしてその後、パン用発酵生地、麺類、植物油、蜂蜜、
コーヒー、スープ、お菓子など、さまざまな自然食品を取り扱うにようになった
ザイテンバッハ社は、今ではドイツ国内第3位の規模の食品会社に成長しています。
150人ほどの社員が所属し、Buchenn(ブーヘン)に東京ドームほどの
広大な敷地に工場を構えています。
味・品質・安心感へのこだわり
今ではドイツ人ならほとんどの人が知り、幅広い年齢層に親しまれているザイテンバッハ社とその商品ですが、
評価されているのは、味と品質・安心感です。
品質を保障するためにザイテンバッハ社では、一切の外部委託をせず、原材料の加工から全ての生産工程が自社
内の厳格な管理体制のもとで行われています。また、原材料はなるべく地元のもの、そして素材の性質に合った
栽培方法が行われているものを選ぶことで、地域社会や地球環境へ貢献しています。
食べたものは体の一部になるから、安心できるものを
ザイテンバッハ社では、生産するもの全てが「Clean Food」でなければいけないという、
独自の基準をもうけ、それを徹底しています。お子様を含め、どなたでも安心して召し上がっていただける品質と栄養を考えた商品を
お届けいたします。
商品のClean Food (クリーンフード)マークは、以下を保証いたします:
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